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スペシャル

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07/10/05

オタクの鉄人〜オタク業界のリーダー達に問う〜
第1回「株式会社虎の穴 代表取締役 吉田 博高社長」part1

オタクの鉄人 おたまっぷウェブ

オタク業界のリーダー達に成功の秘訣や考え方、今後の企業・業界の展望、プライベートの過ごし方まで徹底インタビューするオタク・オタク業界で働きたい人、必見のおたまっぷ新コンテンツ「オタクの鉄人」。
記念すべき第1回は同人誌流通・販売トップシェアを誇る元祖アキバ系企業、株式会社虎の穴 代表取締役 吉田 博高社長にインタビューさせていただきました〜!
オタクの鉄人 とらのあな 吉田 博高社長 同人誌 おたまっぷウェブ

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-起業のきっかけは?

起業をはっきりと意識したのは高校3年の時です。
高校卒業まで、もう間がなくてこれからの進路をどうしようかと考えたわけです。
当時私が通ってる学校は工業高校で氣志團みたいなカッコの人間がいっぱい集まっていて(笑)

当然進学しても行ける学校は限られてる。
だったら今まで漠然と思っていた起業へ向けて真剣に取り組んでみようじゃないかと思ったのがきっかけですね。

-なるほど。幼少の頃から起業のイメージは持たれていたわけですね?

元々父親が事業をやっていたので、その影響もあるかもしれませんね。
ゲーム会社やコンピュータ関係、今でいうIT関係の事業をしたいと考えていました。

それで18の時に20プランほどビジネスプラン計画書をつくって、その中でも自信のあるものを3つ選んで父親に見せて出資をお願いしました。

-結果はいかがでしたか?

私が用意した資料全部に目を通した後に、最終的に「親や兄弟でお金の貸し借りをしてはいけない」と断られました。
ビジネスプラン自体には自信があったので、その時は少しショックでしたが同時に「なるほどな」と勉強になりました。
まず社会に出て仕事をして、自分でお金を稼いでみようと。
その言葉を聞いてそう思いました。

-起業までは何のお仕事をなさってらっしゃったんですか?

アキバのソフマップで3年半、その後実家の事業を1年経たのちに独立しました。
働き始めた時に1000万貯まったら独立しよう、できれば3年くらいで独立したいと考えていました。
でも貯蓄計画とかまったくなくて、社会人3年やればまあ一人前だろうという感覚で。
最初に作成したビジネスプラン計画書も予算がそれくらいでしたし。

-同人誌の販売という業種は以前から考えられていたんですか?

最初から考えていたわけではありません。
昔からアキバでビジネスしたいとは考えていたんですが、元々ゲーム開発とかカッコいい仕事ばかりを見ていたんです。
現在でいうmixiなんかのSNSみたいなものとか。
ただ当時の状況ではこのビジネスモデルでは難しいなと。
スポンサーも集まらないですしね。

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そこで思ったのが、まず「お金がすぐに入ってくる事業、ご飯が食べられる事業」をやろう!という事です。
そうなるとやっぱりお店だなと。
ソフマップで働いている時に実感しました。

-そうしているうちに同人誌と出会った?

そうですね。
アキバでビジネスをやる時に何か面白いアイテムはないかなと探している時に、ヤマギワソフトや石丸電気のアニメ関連のコーナーにたくさん人が集まっている光景をみたんです。
それを見てアキバにはアニメ・コミック・ゲームなどが好きな人間が結構集まってるなと気づきました。

その当時は今のアキバと違ってオタク系のグッズはいろいろな所に点在していたんです。
本は神保町だったり、フィギュアは吉祥寺周辺のポストホビーやコトブキヤだったり、上野だったりと。
なんでこういうアイテムってアキバにないのかなと思いました。

当時していたパソコン通信の仲間に結構漫画のクリエイターの人間がいて、そういえば同人誌作ってたな〜と。
その友人の家に遊びに行ったら6畳位の部屋の3分の1が同人誌の入ったダンボール山盛りで(笑)

同人誌を預からせてもらいました。
1人の家に行くと同人誌を制作している人間を3人くらい紹介してもらえたので、どんどん同人誌を集める事ができました。

-ここが明暗を分けたなと思われるような事例・ターニングポイントはありましたか?

やはり秋葉原にお店をつくった事が大きかったと思います。
パソコン通信などでお店の宣伝をしたら10坪くらいのお店が一時間でお客様でいっぱいになってしまって。

それからのお店での同人誌の売り上げ比率が非常に良かったので、同人誌を強化して「濃いお店作り」をしようと。

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次にターニングポイントとなったのが池袋店の開店です。
それまでは10坪、20坪のお店でしたが、池袋店は350坪くらいありましたから。
規模がざっと15倍ほどにはなるわけです。

そのタイミングで人を組織的に動かすというチェーンオペレーティングへの動きを作り始めました。
またこの時期に私自身病を患いまして2、3週間入院することになってしまいました。

非常に大切な時期でしたが、病院より指示を出すのも限界があり、それまで私が持っていた情報や決済権限などを公開・譲渡していきました。
強制的に私が外れた事によって、結果的に組織化が本格的に始まっていきましたね。

-それは起業から何期目の出来事ですか?

4期目ですね。
起業からは5年目くらいだったと思います。

-社訓について教えてください。

実は現在社是・社訓の改正時期に入っています。
今までのものともちろん一貫性はあるのですが、今のものは額縁に飾ってあるような感じの雰囲気の物になってしまっているなと感じていましたので。

-会社としての使命は?

起業当初から日本のアニメやコミック・ゲームは海外に伸びて行くものだと考えており、今でもその感覚は変わっていません。
そういったコンテンツを創造しているクリエイターを支援するという事です。
クリエイターの物作りや流通の環境を「よりお客様の視点に近い感覚」で整備することが私どもの使命だと考えています。

-今後の同人業界の展望をお教えください。

現在業界全体に世代交代が進んでいるなと強く感じます。
コミックマーケット代表の米澤さんから新しい3人の代表の方に移り変わったように、次の世代に引き継がれていっているなと感じています。

しかし、クリエイターの同人活動の根底にある「気持ち・思い」は変わってないですね。

-といいますと?

漫画やアニメ・ゲームを好きな人間がアマチュアイズムを大切にして業界を盛り上げていこうという熱い気持ちです。

そこは世代が移り変わっても変わってませんね。
すばらしいと思います。

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-逆になにか変わってきているものとかあるんでしょうか?

変わってきているのはユーザーです。
同人誌の購買層のユーザーがライト化してきています。
同人誌の即売会のようなイベントにも単純に物を買いに来ている感覚といいますか。

私の世代はクリエイターと参加者の人で話をしたり、エッチな同人誌を買うときでも、「これエロいですよね!」みたいなコミュニケーションをとりながら、これ恥ずかしいけどいってみようかなとか、これキャラ的には似てないけどいこうかな(買おうかな)みたいな感覚ですね(笑)

そんな買い手と売り手が話をしたりする機会がとても多かったんです。

今は本の表紙やイラストをみて、会話が少ない段階で購買して行くというケースがほとんどじゃないですか。
それじゃ寂しいし、顔の見える距離感みたいなものをもう一度思い出してもいいんじゃないかなと思います。
「産地直送の生産者が見える○○」みたいな感じで。

-同人業界への提言はありますか?

海外のクリエイターとの交流がもっとあっても良いのではないかと思います。
海外でも日本の漫画が好きでクリエイティブ性を持っている人達が今かなり増えていっています。
そういうクリエイター同士で相互に触発しあい、提案していければより良いものづくりができるのではないでしょうか。

あと弊社の取り組みの中でクリエイターを支援する環境づくり、私達はクリエイタークリエイトと呼んでいるのですが、現在の業界の状況では、弊社で取り扱いさせていただいている同人作家などのクリエイターが1年目・2年目で全体の20%〜30%入れ替わっています。
そういう人間がもう少し制作ができる期間を長くしていければなと考えています。

その為に昔で言う寺子屋みたいな専門学校的な施設をつくって支援していければと考えています。

-現在具体的に取り組まれていることは?

実際に台東の方でビレッジを作っていました。
現在は一度休止していますが、来期また新しい仕掛けを組み込んでリスタートする予定です。

あと弊社の取り組みとしてはもちろん店舗の拡大、ユーザーの取り込みの拡大も行っていければと考えております。

〜次回へ続く〜

とらのあな公式サイト
http://www.toranoana.co.jp/

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