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オタクの鉄人

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09/08/22

オタクの鉄人〜オタク業界のリーダー達に問う〜
第7回「コミックマーケット準備会 共同代表 市川孝一氏」part1

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オタク業界のリーダー達に成功の秘訣や考え方、今後の企業・業界の展望、プライベートの過ごし方まで徹底インタビューするオタク・オタク業界で働きたい人、必見のおたまっぷ新コンテンツ「オタクの鉄人」。
第7回は、今年も大好評のうちに終了した世界最大のオタクの祭典「コミックマーケット」。そのオタクなら誰でも知っている説明要らずのコミックマーケットの運営団体「コミックマーケット準備会」の共同代表の1人、「コミックマーケット準備会 共同代表 市川孝一氏」のインタビューです!
コミックマーケット準備会 共同代表 市川孝一氏イラスト:平野耕太

コミケはライフワークです。本当にすごい「遊び」です。

コミックマーケットのスタッフになられたきっかけは?

友人がスタッフをしていて、その友人に「手伝って!」と誘われたのがきっかけですね。 25年位前の話で、コミックマーケット26の時です。 それ以降ずっとスタッフをやっています。


-それ以前は何をされていましたか。

普通に一般参加していました。
スタッフになったのが15歳の時で、当時、家から歩いて行ける距離に晴海の会場があったので、明け方から家を出て 一生懸命並んでいました(笑)


-現在のコミックマーケットの代表というポジジョンについて教えてください。

コミックマーケットはボランティアベースで開催を行っている団体です。
代表の役割としてはイベントの方針を決定する事、スタッフのみんなを纏めていく事、あとは広報活動が主な仕事です。

代表になってからは当日のイベント運営の他にこういったインタビュー取材や広報する事多くなりました。


-コミックマーケットの理念・目的について教えてください。

コミックマーケットという場を維持し、そこにより自由な表現を取り入れていく事、そしてそれを最大限守っていく事です。

-「場を維持する」という事は、コミックマーケットを存続し続けるという事でしょうか。

そうですね。
最近、世の中でいろいろな事が起きていますよね。
そういう状況に囚われずどんな事があってもイベントを行う。
今はコミケと言えば、東京ビックサイトで夏・冬やっているというイメージがあると思うのですが、もし世の中でいろいろな事が起きて、現状の形態での開催から変化したとしても「コミックマーケット」という場を無くさずにイベントを開催する。それが我々の理念であり目的です。

その中で敷居を可能な限り下げ、門戸が狭くならない様、より多くの表現を幅広く取り入れていく。

幅広く「welcome」な状態をつくれる様、心がけています。

-市川代表にとってのイベント運営とは?

一言でいうと「遊び」ですね。
私はずっとサラリーマンをやりながらコミケのスタッフをやるという生活を続けています。
平日は8時〜18時まで仕事に行き、夜は準備会の事務所でイベント準備をして家に帰る、土日は即売会関係の事をやる。
日々のライフワークとして取り組んでいますね。

本当にすごい「遊び」です。
普通の人にはちょっとムリかなぁ。

-この規模で遊びをされている方って中々いないですよね(笑)

いないですね(笑)

会場の規模に比例して増加したコミケ参加者数。

-コミックマーケット・ご自身にとってのターニングポイントは?

そうですね。
コミックマーケット的にも、自身もですが、開催場所が有明になった時だと思います。
その時に私はコミックマーケットに館内担当という部署を作りました。
それはまでブロック担当と混雑対応という2種類の部署があったんですが、参加者の増加に伴って前述の部署だけでは対応が難しくなってきていたので、
その2つの部署を効率よく纏めて1つの部署にしました。
結果、それがうまくいき、大きな規模でもより円滑に運営ができる様になりました。

自身のターニングポイントとしてはその改革と広報を進んで行った事が評価され、代表に選ばれたのではないかと考えています。

-コミックマーケットの中で、一気に人が増えた事はありますか?

ありますね。
昔は会場を転々としていた時期がありまして、その際でも会場が大きくなればその分だけ人が一気に増える様な状態でした。
過去に会場が晴海になった際にそれまでよりも会場が大きくなったので人が一気に増えました。
次にそれよりも狭いTRCに会場を移した際にキャパシティ的に難しいから1日開催から2日開催にしたわけです。
2日間開催にした際、単純に参加者が倍になりました。
その後、晴海に戻って来た際にそのまま2日間開催したのですが、その分更に参加者が増えていく、みたいな(笑)

次は千葉の幕張に行ったんですが、今度は地方にきたおかげで地方の人が増えていく・・・・のような形でどんどん人が増えていきました。

-開催を重ねるにつれて、変わってきた事はありますか?

先ほどお話した様にまず参加者が増えていった事。それと比例した形でサークル参加数も増えて行きました。
後は東京ビックサイトに来た頃からアングラ的な空気感が消えてきているような気がします。

昔、オタクっていうと日陰を歩く様なイメージがあったかと思うんですけど、今は日向を歩けるようになりましたよね。
二十年前に「ガンダム」っていうと「え?」って言われてたのが「エヴァンゲリオン」などが出てきたおかげでオタクだと言える様になってきた。
今ではお笑い芸人さんでもオタク芸人の方とかいらっしゃいますし。
そういう影響もあって「アニメが好き!」「ガンダムが好き!」と言っても「あ、そうなんだ。」で終わりの時代になったわけです。
アニメやオタク文化の認知度が昔に比べとても上がっていると思います。

年間1000回行われている同人誌即売会。そこから新しい表現が生まれてきます。

-今後の同人誌即売会の展望についてお教えください。

今、日本では年間約1800回位の同人誌即売会が開催されています。
いろいろな所でいろいろな種類のものが行われている、それはとてもすばらしい事だと思います。
これからこの状態をいかに維持していくかだと思います。

オンリーの即売会だと主催者の青春の記念に一回だけ開催してみよう、みたいな感じで開催する事が多いですが、
それがきっかけで続けてイベントをやっていく人が現れたり、そうやってイベント開催を続けていく中で主催者が知識をつけていったり、横のつながりができたりする事で今後の同人誌即売会という世界が大きく・強くなっていくんじゃないかと思っています。

現状としては日曜日に大体20箇所くらいはやっているわけです。
現在は、東京・大阪などの都市部だけでなく地方でも開催され、どんどんファンが増えていっている。
そうやってアニメや即売会に触れる人が増えていくと、そこからより一層新しい表現が生まれてくる。
それが非常に大事だと思うんですよね。

以前は地方では見る事のできなかったアニメがインターネットの普及にともなって、日本のどこにいても観れる環境になってきていて、そうやって観た作品を模写していきながら、即売会に触れた時、同人誌や新しい表現が生まれるわけです。

アニメの本数・イベントの本数がたくさんあれば必然的に即売会への参加者は増えていくでしょうし、それが更に日本全国に広がっていけばいいなと考えています。
あとはこれがどう世界に広がるかだと思います。

-世界での同人誌即売会の可能性はいかがでしょう。

需要は存在すると思います。
日本は紙の文化、印刷の文化が古くからあるので、印刷技術が進んでいて同人誌即売会をするには、とても良い環境なんです。
海外、特に地方だと印刷所がないんですよね。コピー機くらいしかないし、それこそガリ版のところがあったり、下手すると白い紙がない。
こういう環境だと同人誌を作るのはなかなか難しいですよね。

だから同人誌は難しくても、自分の体ひとつで表現できるコスプレは海外でとても流行っています。
体ひとつで簡単に表現する事ができるコスプレ、これも素晴らしい文化だと思います。

私は今のアニメコスプレの文化の発祥もまたコミックマーケットだと思っているのですが、そう考えていくと世界にはコスプレという部分が特化して伝わっていっているんだなと、今後海外でコスプレを行っている人が絵を描くようになっていけば、とても良いなと思っています。

-コミックマーケット自体を海外に、という事はあるのでしょうか。

海外にも行ければいいなという想いはあるのですが、日本と海外では法律が異なっていたりするので、少し難しいかなと感じています。
来年3月に「コミケットスペシャル5」を開催するのですが、その際に「コミケットでまちおこしをしませんか?」という企画を行います。
公募の結果、茨城県水戸市に決定致しましたが海外からのオファーがあれば行っても良いかなと考えていました。
今後、開催の可能性はあると思います。

-今後のコミックマーケットの展望についてお教えください。

コミックマーケット自体の展望というのは、実は行き詰っている部分もあると思います。
現在は夏・冬と3日間で開催しておりまして、参加者数・申し込みサークル数、共に増えてきています。
抽選はしていて抽選に漏れるサークルもあるんですが、その中にも良いサークルはいっぱいあるんですよね。

じゃあ4日間やればいいじゃないか、と思われる方もいらっしゃると思うのですが、そこには非常に大きな壁があります。
スタッフを4日間維持しなければいけないというのが、とても大きい。
4日間になると体力的な問題もさすがに出てきますし、スタッフ数の問題、現在は2600人位いるのですがその数も長期開催になると減ってしまいます。
スタッフ数が減るとイベント開催の危険度が増しますし、イベント開催の維持・継続が難しくなるわけです。

結果、4日間開催に踏み切れないんですよね。

じゃあその他の方法として新しい会場を探す事を検討しても、今よりも大きい会場は日本にはありません。
そこでまた行き詰るわけです。

増える申し込みサークル数に対応する為に現在の一つの机に2サークルの所を3サークル入れないか検討したり、地方での開催を検討したりと、いろいろ考えていますが・・・うーん難しいですね。

〜次回へ続く〜


コミックマーケット公式サイト
http://www.comiket.co.jp/
コミケットスペシャル5
http://cmksp.jp/mito/


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